顔見世の歌舞伎座 「船玉様が見える」
顔見世の歌舞伎座
11月、12月は「仮名手本忠臣蔵」
初めての新歌舞伎座。1階の奥の席でしたが(残念)、舞台が見渡せ、椅子周りもゆとりがあり、十分堪能させて頂きました。
仮名手本忠臣蔵』は全十一段の構成となっていますが、夜の部は、五・六・七・十一段目の上演。
五段目、勘平の悲劇の始まりから物語は始まります。
早野勘平 菊五郎、女房おかる 時蔵、大星由良之助 吉右衛門 ね、豪華な配役でしょ。
しかし、7段目は遊女なったおかるは芝雀に変わります。清楚なおかるが遊女おかるになって、怪しげな色気を持った女になったという事でしょうか?因みに12月場所は、女房おかるは、七之助。遊女になったおかるは、何と玉三郎。大星由良之助は幸四郎ともう一度観たくなる配役。
2階からはしごを使って降りるおかるを「船玉様が見える」とからかう良之助。お茶目な良之助様。
ああ~、勘三郎の勘平を観たかったですね。
そして討ち入り。圧巻は奥庭泉水の場。広い舞台を存分に使い、奥行きのあるすばらしい舞台美術、これぞ、歌舞伎!を見せてくれます。
え!銀之塔さん。
妻の「こんな暖かい日になんでシチュー?」の一言で、新宿の居酒屋さんになってしまいました。トホ。
これは休演された福助さんのおかる