Hummingbirdsの今日の話題

本日の話題を気ままにまったりとお知らせします。

マグネシウム電池VS量子電池

マグネシウム電池VS量子電池

マグネシウム電池と量子電池の特徴を調べてみました。

マグネシウム電池
矢部教授は藤倉ゴム工業と共同で研究。
現在主流のリチウムイオン電池より安価で安全、軽くて長もちする。開発したのは、東京工業大学の矢部孝教授。

リチウムイオン電池は、新型旅客機ボーイング787型機で出火・発煙事故が相次いだことから、安全性について疑問視する声があがっている。しかし、矢部教授は言う。「あれはリチウムイオンだけではなく、すべての電池がもつ根本的な特性です。ひとたび発火すれば、電池の媒体は最後まで燃え尽きてしまうもの」そうした問題をクリアした「世界一安全な電池」が、矢部教授の「フィルム型マグネシウム電池」だ。薄い膜状のマグネシウムがグルグルと巻かれて箱に収納されており、昔懐かしのビデオテープをイメージさせる形状をしている。すでに昨年7月に特許も取得済みだ。

マグネシウム電池自体は数十年前から存在し、例えば、車のおもちゃなどで使われている。
「ただ、それはマグネシウムの塊(かたまり)で、表面が酸化すると内部が使えなくなるという重大な欠点があった。そこで薄い膜状にして特許を取ったわけです。フィルム状なので、万が一、発火してもすぐに切れるので燃え続けることはない」(矢部教授)
このフィルム型マグネシウム電池の開発のそもそもの目的は、エネルギー革命だ。
例えば、ケータイやスマホ。なんと、1ヵ月間充電不要で使えるようになるという。
マグネシウム電池には同重量のリチウムイオン電池の8倍以上の電力量があります。せいぜい一日しかもたない今のスマホと同程度なら、マグネシウム電池は1グラムでいい。つまり、30グラムあればスマホは1ヵ月もちます。その電池代の原価はたったの6円です」(矢部教授)
夢のような話だが、いつ実現するのか?
「開発は来年からです」(矢部教授)
出典元

つまり、
1.リチウムイオン電池より安価で安全、軽くて長もちする。
2.ケータイやスマホが1ヵ月間充電不要で使える。
3.フィルム型マグネシウム電池である。
等です。
しかし充電が出来ない一次電池です。

ここが量子電池との大きな違いです。

量子電池(battenice)
日本マイクロニクスは、グエラテクノロジー株式会社と共同で新原理による二次電池の量産化技術の開発に成功し、製品化に向けて準備を進めています。

二次電池battenice(バテナイス)は、量子技術に基づく物理電池で、 多層薄膜構造により小型軽量化が可能で、電力密度、出力密度を飛躍的に高められます。 電解液を使用せず固体の不燃材料で製造されるため、安全性が高く、長寿命で、取り扱いが容易です。

(1)高い安全性
 材料は不燃性であり、過充電や短絡でも燃焼や熱暴走が発生せず極めて安全です。また、充放電においてもほとんど発熱しないため、屋内外の用途に幅広く使用できます。
(2)長寿命
 1万回以上の充放電を繰り返しても劣化を起こしておらず、長期間の使用が可能です。そのため寿命による交換頻度を減らし、メンテナンスフリーを実現します。
(3)高密度
 出力密度は、従来の二次電池を大幅に上回る特性を持つことから、急速充放電が可能です。量産化に向け、さらなる電力密度の向上に取り組んでいます。量産時には、従来の高性能二次電池の倍以上の電力密度を達成できます。
(4)環境性
 原材料に危険・有害物質を使用しないため、高い環境性能を有しています。また、希少資源を用いておらず、将来にわたり安定した製品供給ができます。
(5)シート構造
 シートを積層することで高電圧化が容易です。また、デバイス形状に合わせた応用が可能で、従来の二次電池にはないアプリケーションを実現します。
1万回以上の充放電を繰り返す二次電池です。

用途により、すみ分けは可能でしょうが、量子電池の用途は多方面に渡ると考えています。