Hummingbirdsの今日の話題

本日の話題を気ままにまったりとお知らせします。

グエラバッテリーVSリチウムイオン電池

 20日の総会後の製品説明会でバテナイス試作品【10cm×10cm・11ミクロン(0.011mm)のシート】で小さなモーターファンを回し、充電・放電の実験を見せてくれたそうです。
 1万回以上の充放電を繰り返しても劣化せず長期間の使用が可能だそうです。
これは、電池界の革命です。サランラップと同じ厚みですよ。

大変有意義なブログを見つけました。
パァ~プ山田さんの日々雑感と言うブログです。
私には難解な内容なのですが、一部抜粋してご紹介します。

<競合製品との比較>
 現在市販されているバッテリーの中で、最もエネルギー密度が高く一般に広く普及している物としては、リチウムイオン電池が挙げられるが、

1. 発熱・発火等の安全性の問題。
2. サイクル寿命が短い。
3. 希少金属を必要とする為、コストや生産国におけるカントリーリスクの問題。
4. 充放電に保護回路や制御回路が必要で、急速高電圧充電は寿命を損なう。。
5. 満充電状態での保管に向かない(スタンバイ用途に不向き)

等の欠点があり、必ずしも理想の2次電池という訳ではない。


これに対しグエラバッテリーは、

1. 材料が不燃性である為、発熱・燃焼・熱暴走しない。
2. 1万回の充放電で、90%以上の容量を保持。
3. 危険・有害物質や、希少資源を使用していない為、安全で低コスト。
4. 急速充放電が可能。

と、詳細なスペックが明らかにされていないので、自己放電性能や価格について不明である事が不安視されるが、単体出力電圧が1.5Vと低い事を除けば、リチウムイオンを遥かにしのぐ性能である。

電圧は、多層化により向上させる事が出来るであろうが、充電の際にリチウムイオンのようにバランサー回路が必要になるかどうかで、コスト面でのアドバンテージに大きな差が出る為、今後の情報開示により改めて評価したい。

量子技術と同じく、21世紀の素材として注目されるマグネシウムであるが、東工大の矢部孝教授が開発された電池に「フィルム型マグネシウム電池」という物もあるが、これは使い切りの1次電池であり、競合製品とはなり得ないと思われる。

同じ理由で、「燃料電池」は一種の「発電システム」であり、広義には競合製品と言えるであろうが、純粋に蓄電という用途においては競合製品とはなり得ないと思われる。


<日本マイクロニクス>
過去にはこの銘柄が、新興市場を牽引してきたという実績もある老舗であるが、長期間の円高や低価格競争の煽りを受け、売上は伸び悩み、株価も低迷を続けてきた。

しかし苦しい台所事情にも拘らず、研究開発に投資し続けて、新興市場で特許件数No.1という、弛まぬ努力と技術力の高さが今回の開発で実を結んだ訳である。

今期は大幅に業績が回復し、復配も予定され、円安基調は早晩崩れそうにない。

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